Ready to Talk?
Talk to a Representative
Ask about our products, pricing, implementation,
or anything else!

進化する日本のコーポレートガバナンスに対する海外投資家の認識

市場の行方を予測するのは困難ですが、過去の市場の動きを学ぶことで、長期的な視野を持つことは可能です。IHSマークイットのコーポレートアドバイザリー・チームとパーセプション・チームは、過去10年間の株式保有情報を元にした投資家売買動向分析と投資家インタビューを行い、海外投資家の考える日本市場の課題について報告書にまとめました。

日本経済を海外投資家はどのように見てきたでしょうか。「失われた10年」を乗り越えて、当局がさまざまな試みを行っているにも関わらず、日経平均は1989年12月のピークを上回ることはなく、このことからも日本は完全に回復していないと見られているのではないでしょうか。日本株の説明として、アンダーパフォーム、停滞、期待の裏切りといった言葉がよくつかわれるように思います。

その中で、アベノミクスは、大胆な金融緩和、機動的な財政政策、そして成長を目指す構造改革に踏み込みました。この構造改革の中でも、投資家の関心が高かったのは、日本企業のコーポレートガバナンス遵守に重きを置いた施策です。スチュワードシップ・コードとコーポレートガバナンス・コードがそれぞれ2014年と2015年に制定されたことにより、長期的な経済成長を遂げる方法として企業のガバナンスがいかに重要であるかということがハイライトされました。

弊社の投資家のヒアリング調査によれば、大多数の投資家がこのパラダイムシフトを非常に好意的に見ています。株主価値の創出、効率的な資本配分、発行体と投資家のエンゲージメントの強化、ESG統合を重視する点が重要と見られています。また、これらの動きが、株主を含めた様々なステークスホルダーの優先順位についての日本企業の考え方に変化をもたらすとの期待があります。

ただし、コーポレートガバナンス・コードの遵守については、コンプライ・オア・エクスプレインが原則であり、法的な拘束力がありません。実際に意味ある長期的な変化がなされるのかと懐疑的な意見もあります。市場からのプレッシャーと他の企業に取り残されたくないという心理に期待するしかないだろうとも見られています。

日本株市場の魅力については、バリュエーションと株価のミスプライスを投資家は挙げています。次いで、株主還元への意識の高まりやコーポレートガバナンスの進捗も挙げられています。また、経営陣の市場への向き合い方の改善や最も先進的な企業において日本的な企業文化からの脱却が目覚ましいことが特に意識されています。

日本株市場のリスクについては、依然としてマクロ経済や為替リスクを投資家は挙げています。次いで、日本企業がコーポレートガバナンスの改善にどのくらいコミットしているのかが注目されています。特に、形式への遵守なのか、それともその精神を遵守するのかを把握したいと考えています。

日本企業への提言としては、ESGやコーポレートガバナンスの問題に取り組み投資家に積極的にコミュニケーションを行うことを投資家コミュニティはあげています。

IHS Markitのコーポレートアドバイザリー・チームとESGおよびコーポレートガバナンス・チームは、上記のような投資環境において、企業がグローバルなベストプラクティスを実践す

るための最適なアドバイザーとなります。サービス内容は、株式市場のモニタリング、投資家動向に関わる情報収集、投資家のESG感度の分析、株主総会前にコーポレートガバナンスのリスク特定、新規投資家開拓とエンゲージメント支援などが挙げられます。

貴社のIRそしてSR活動に必要なグローバルな情報収集、分析、そしてインサイトのために弊社のチームをご活用ください。

今回のレポートの詳細はこちらからアクセスができます : click here.

詳細は、以下にお問い合わせください。 コーポレートアドバイザリー担当― Hidekatsu.Yamamoto@ihsmarkit.com ESG及びコーポレートガバナンス担当―Kazuhiko.Tahara@ihsmarkit.com パーセプション担当―Alex.Dawson@ihsmarkit.com.

Back To Top